
木製のダイニングテーブルは空間に温もりと自然な風合いをもたらしてくれる人気の家具ですが、長く美しさを保つためには日々の手入れが欠かせません。
まず最も基本的なお手入れは、乾いた柔らかい布でこまめに拭くことです。
水拭きをするときは固く絞った布を使い、水分が残らないように注意しましょう。
木は湿気に敏感なため、濡れたままにすると反りやカビの原因になります。
熱い鍋やコップを直接置くと輪ジミができやすいため、ランチョンマットやコースターを使うことが重要です。
特に表面にオイル仕上げが施されたものは年に1〜2回程度、専用のオイルを使って再仕上げすることで艶や保護効果を保つことができます。
一方でウレタン塗装などのコーティングがされたテーブルは、オイルを使わなくても汚れが付きにくく乾拭きと軽い中性洗剤での水拭きで清潔さを維持できるのです。
傷が付いてしまった場合には軽くサンドペーパーで磨き、表面を整えたうえで再塗装することで目立たなくすることも可能です。
普段から意識しておきたいのは、直射日光を避けることです。
陽が当たる場所に長時間置かれていると、色褪せや乾燥によるひび割れが発生しやすくなります。
ダイニングテーブルでそのためカーテンやブラインドで調整したり、テーブルクロスでカバーするなどの工夫もおすすめです。
季節ごとの湿度変化にも配慮し、乾燥する冬場は加湿器を併用することで木材の収縮を防ぐことができます。
木製のテーブルは時間とともに風合いが増す家具でもあり適切に手をかけながら使うことで、家族の記憶とともに味わい深い存在へと成長していきるのです。